
「楽しく陶芸」
教員名 佐藤融先生
訪問日 令和7年1月19日(日)午後
会 場 勤労文化会館
取 材 池田理事
「楽しく陶芸」
教員名 佐藤融先生
訪問日 令和7年1月19日(日)午後
会 場 勤労文化会館
取 材 池田理事
当日の講座の内容
・共通のカリキュラムはなく、作るものや作業内容はなどを約20名の学生さんが自分自身で自由に決めて進めていました。
・「ひも作り(てびねり)」「たたら作り」、「型作り」「機械ろくろ」など様々な技法があり、学生さんの希望や経験によって作り方も異なりました。
・講座全体を通じて2回、先生の焼窯で焼成する機会があるとのこと。おおむねそのタイミングに合わせて作業を進めるようです。
・佐藤先生と運営補助ボランティアの方のお2人が教室を周りながら、適宜個別にアドバイスや作業の補助をおこなっていました。
先生が伝えたいこと
・学生さんには、様々な経験やレベルの方がいらっしゃる。初心者の方には基本的なスキルを指導するとともに、経験者にも必要に応じて適宜アドバイスを行っている。
・学生さん自身が作りたいものを自由にマイペースで作ってもらうようにしている。それによって、陶芸の楽しさを感じてほしい。
・ご自分で作られた作品を、ぜひ日常生活の中で使ってほしい。
学生さんの様子
・早く来られた方から会場や道具の準備をされていました。先生と学生さんが一緒に講座を作っている様子でした。
・とくに堅苦しい挨拶などもなく、開始時間になると自然にそれぞれのペースで作業をスタート。お皿やどんぶり、花瓶、急須、加湿器など、作るものもバラエティに富んでいました。
・新しく作品を作り始める学生さんが多くみられました。一方で、1つの作品を数回にわたり時間をかけて作っている学生さんもいて、それぞれのこだわりが感じられました。
・もくもくと作業に集中する方、楽しくおしゃべりしながら手を動かす方、先生に熱心に指導を受ける方など、楽しみ方も人それぞれ。自由で和やかな雰囲気が感じられました。
・手慣れた経験者の男性の隣で、初心者の方が見ながら作業されている様子もありました。先生いわく「ベテランの学生に“弟子入り”している」初心者もいるそうです。学生同士で教え合う様子はとてもいいですね。
・3年前からこの陶芸講座を受講されている方は、「毎回思い通りの作品に完成しないのが面白い。YouTubeなどを見ながら“つぎはこうしよう”と新しい工夫を取り入れたりして、飽きずに続けている。」とおっしゃっていました。
・講座の途中で、前期の陶芸講座に参加された方が来られて、先生から焼き上がった作品を受け取られていました。動物のキャラクターの置物(猫バスなど)で、とても可愛らしい作品でした。
感想
・本講座で、初めてちた塾の講座に参加されている方もいました。動機をお聞きすると「ちた塾のことは知っていたが、これまでなかなかきっかけが無かった。陶芸の講座が楽しそうだったので、思い切って参加してみた。おかげでとても楽しんでいる」とのことでした。理事としてとても嬉しく感じるとともに、もっと誰でも気軽に参加できるような情報発信やきっかけづくりが必要であると感じました。
・それぞれが自分のスタイルでとても楽しまれていて、豊かな時間が流れていると感じました。中にはお互いの作品を見せ合ったりしながら、学生さん同士でワイワイと楽しく活動されている様子もみられました。
・これからも大勢の方に参加して頂きたい、とても素敵な講座でした。佐藤先生、取材にご協力頂きまして誠にありがとうございました。